伝える大切さ



カウンセリングに関わると、「聴く」と言う言葉をよく耳にします。

「傾聴」
「相手の話しを肯定的に関心を持って聴く」

などと表現をしたりします。

相手の話している「事柄や言葉」だけではなく、目に見えない「気持や感情」などの非言語の部分をしっかりと聴きます。
「聴く」については、以前「聞くと聴くの違い」で書きましたが、カウンセリングには、もう1つ大切な要素があると思います。

それは「伝える」です。

話を聴いて、相手の気持から伝わる世界観を感じたら、「私は、あなたの世界をこの様に理解しましたよ」と、ちゃんと「伝える」ことです。

2つの伝え方があると考えていて、1つは
「あなた」の世界ではこういうことなのですね。と相手の世界の中での出来事をその人の立場で理解して伝えることです。

2つ目は
「私」という人間は、「あなた」のことを理解しようと聴いた結果。この様に感じましたよと、自分の本音を伝えることです。

このことによって、話した人は「わかってもらえる」とか「しっかりと関わってもらっている」と実感したりします。

カウンセリングは「聴く」+「伝える」の繰り返しで行われ、相談者の自己成長を支えるコミュニケーションだと思っています。決して特別なものではありません。
「聴く」と同様に「伝える」もトレーニングで身につくと考えているので、望めば誰でもある程度は習得できるとも思っています。

多くの人が、「聴く」+「伝える」=カウンセリング。のトレーニングを体験することが、お互いのコミュニケーション力を高め、対話のある暮らしに繋がるのではないかと考えています。

2015年2月

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