「聞く」と「聴く」の違い



「聞く」と「聴く」の違いをカウンセリング視点で考えてみます。

辞書で調べると…

「聞く」 音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。「物音を―・く」
「聴く」 注意して耳にとめる。耳を傾ける。傾聴する。「名曲を―・く」

上記の通りだと思います。では、私の感覚だと…

「聞く」 普通に話を聞きます。特に意識せずに自分の理解で話を聞きます。
「聴く」 相手の身になって気持ちになって話を聴きます。真剣になって話を聴き理解しようとします。

「聞く」ことは、耳が聞こえる人であれば誰にでもできます。
理解しているかどうかは問題ではありません。

「聴く」ことは、耳が聞こえていても誰にでもできる事ではありません。
元々ある程度聴ける人もいますが、ちゃんと相手の立場になって話を聴く為にはトレーニングが必要です。

逆にトレーニングを積めば、健常者であればある程度身に付いてゆくと思います。
但し、どこまで身に着けるかはその人次第ですし、望まなければ全く身に付きません。

カウンセラーは相手の立場に立って聴くことを専門的に学び実践して来た人たちです。
間違いを恐れずに言えば、聴く能力が高いほど良いカウンセラーだと思います。
この能力を科学的に測る方法は今のところありません。

私が思う「聴く」と「聞く」の違いのまとめです。

「聞く」ことは誰にでもできます。
「聴く」ことはトレーニングで身に着けるものです。

2014年10月

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